第2回 長崎

JBOSの旅 “エキゾチック長崎の旅”

主催

全国視覚障害者外出支援連絡会(JBOS)

目的

全国の視覚障害者のかたがたの自立と、社会参加へのお手伝いの一環として企画しました。

期日

1998年9月27日(日曜日)から9月28日(月曜日) 1泊2日

集合

午後1時、JR長崎駅

解散

午後2時、JR長崎駅

行き先

27日
原爆資料館、26聖人殉教の丘、崇福寺。
28日
大浦天主堂、グラバー園、孔子廟。

宿泊先

長崎東急ホテル

参加費

23000円

参加者数

視覚障害者24名、盲導犬2頭、ボランティア33名、計57名 。

報告

 はるばる埼玉県から参加されたかたを初めとした視覚障害者24名 と盲導犬2頭が長崎の街を楽しみました。
 地元の長崎アイヘルプを中心としたボランティア33名の総勢57名 がまとまって観光する姿は、それだけでも大きなニュースとなり、 行く先々で注目の的となりました。
 参加者もボランティアも生涯忘れることのできない、楽しい「旅」 になりました。

旅の様子を写真で紹介

バスから降りる待ちに待っとった第1陣の到着ですたい。「よう長崎まで来てくれなった!」会うた瞬間から、お互いに、まっで10年来の知己のごたる親しさば感じ合うたもんでした。

原爆資料館にて世界中のだいにでん見てもらいたか「原爆資料館」ですたい。だいもかいも「原爆の恐ろしさの、よう分かった」と言うとられました。長崎を、世界で最後の被爆地にせんばと思うとります。

浦上天主堂にて東洋一ば誇った「浦上天主堂」も、こげん情けなか姿になってしもうたとです。柱のずれた跡ば、手で触ってもろうて、爆風のもの凄さば、よう分かってもらいました。

大浦天主堂にて「どげんずぶ濡れになってん、参加者だけは濡らさんごとせんば!」と思うとりましたばってん、2日目はよか天気になっって助かったとです。大浦天主堂の神さんの力は、やっぱさすがですばい。

崇福寺にて「長崎は今日も雨だった」ちゅうとは、やっぱよう当たっとりました。国宝の崇福寺の屋根の下が、よか雨宿りの場所になったとです。

グラバー園にてグラバー園の中ば歩く頃は、まっで親友か恋人か夫婦のごと、しんみりした、よかあムードになって、旅の終わっとの、惜しゅうしてたまらんごたる気持ちやったとです。

孔子廟にて孔子様ば祭っとっとは、全国でも長崎だけげなです。よけいある、えらか人たちの石像ば触って、だいでん頭のようなったごたる気持ちになったけん、晴れ晴れした顔で、記念写真ば撮ったとです。

中華街にて「長崎チャンポンは、やっぱうまかばい!」旅の最後は、中華街で昼食ばとりながらのお別れ会。お互いに、住所ば教え合うたりしながら、いつまっでん名残の尽きん、ひどう楽しか会やったです。