第11回 和歌山

JBOSの旅 in 熊野 「癒しの路 熊野古道ウォーク」と「川湯温泉 仙人風呂」の旅

主催

レッツ・わかやま

期日

2009年11月29日(日曜日)から30日(月曜日)1泊2日

集合

午前9時、JR和歌山駅東口改札口

解散

午後4時30分、JR和歌山駅

行き先

29日/熊野古道(発心門王子から式水茶屋・祓戸王子から熊野本宮大社)、川湯温泉仙人風呂。
30日/熊野速玉神社、那智の滝、熊野那智大社、青岸渡寺。

宿泊先

ペンションあしたの森

参加費

30000円

参加者数

視覚障害者9名、ボランティア25名、計34名と盲導犬1頭 。

報告

 和歌山駅からバスで2時間半、発心門王子に到着。地元ボランティア2名と和歌山県庁森林林業局職員2名、視覚障害のマラソンの伴走をしている田辺市の「きずなの会」が視覚障害者と共に合流。総勢55名と盲導犬3頭とで、宿泊所のオーナー(本業は林業)の案内で、ウォークは始まりました。

 アサマリンドウが咲き残っている植林の中の舗装道路を30分ほど行くと水呑王子に着きます。土道になると綺麗に手入れのされた檜の林です。1本の新しい切り株に出会いました。嗅いでみるとよい香りがします。ヒノキです。案内人は時折り立ち止まって、山や地域の話をします。石ころのでこぼこする階段状の道を過ぎると式水茶屋。夏の暑い時、ここで求めるラムネは癒されます。

 古道は熊野本宮大社に続くのですが、時間の都合で祓戸王子へはバスに乗車しました。祓戸王子で、全員揃って二礼二拍手一礼。身と心の埃をはらって、熊野本宮大社の境内に入りました。

 てっぺんにヤタガラスがとまっている黒いポストは最近置かれたものですが、ヤタガラスの不思議な姿に触れることが出来ました。拝殿に上がって、JBOSの旅の安全と参加者の健康を祈願。神官が打つ太鼓の大きな音は体に響いて再生を促してくれているようです。

 川湯温泉に到着後、男女混浴の仙人風呂へ。50mほどもある川の中の湯船で円座になって会話をしながらの入浴はなかなか気分の良いものです。大好評でした。

 二日目はバスで移動しながら熊野速玉大社へ。そして、ボランティアガイドの案内で、豪快な水音を立てて落下する那智の大滝や500段の階段を登って、神仏習合の跡を残す那智大社と青岸渡寺をお参りして、和歌山駅に戻って解散しました。

 ミニミニですが、熊野古道と歴史の深い信仰の熊野を感じていただけたでしょうか?

 誰もがもう一度来たい、来る度びに感じるものが違う、考える事も違うと仰います。ぜひ又お越し下さい。

旅の様子を写真で紹介